南佳子 -bonheur-

a0052641_23224947.jpg午前中に仕事を一段落させ、公開中の「南佳子-bonheur-」を観に行きました。南佳子についてなんの知識もないのですが、作品を雑誌などで見かけ、心惹かれてしまいました。最初に感じたのは「MINAの服のプリントのようだ」ということ。

繊細に描かれた鳥や樹や森、お城を観ていると少し寂しい気分にさせられてその感傷にひたってしまうのです。いったいどんな人が描いているのだろう?きっともの静かな文学少女風のヒト?と思っていましたらビデオに映った佳子さんは明るく快活な感じの年配の女性。もう亡くなられていたのですね。

佳子さんの一生は波瀾にとんだものだったようです。裕福な家に生まれたけれど、両親は早くに亡くなり意に沿わない結婚をして離婚をし、銅版画を始めたのは三十歳半ばを過ぎてから、しかも言葉の判らないフランスで技術を拾得。お金にも苦労したようです。

本当の芸術家は自分に正直に生きるのでしょう。何かを表現したい人間はそれ以外の生き方は抜け殻になるのでしょうね。そして創作をする道を選んだら他の欲望はあっさり捨ててしまって潔い。同じことをやはり銅版画家の山本容子も言っていたのですが、これは難しいこと。
一番大事に思っていることをするのが-bonheur-(幸福)なのでしょうか。
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by bamboo7771 | 2006-08-03 00:46 | memo | Comments(0)