2007年 05月 07日
FUKUSO
近代ナリコ著「インテリア・オブ・ミー 女の子とモダンにまつわるあれこれ」を読み始めて、思春期だった頃の自分へと振り返りにはいってしまいました。古書や古雑誌などから見る女の子文化を考察するという内容なのですが後半部分に「ナリコの本棚から」という稿に’40~'80年代の本、雑誌が紹介されていてそれがおもしろかった。興味の範囲が広すぎるようでいて全体にやはり女の子テイストがながれているのが、なるほど納得。他人の本棚覗く感じが楽しいです。
「それいゆ 特集 男の世界」「マンガでレッスン 女の子のセーター」「日曜大工」篠山紀信「激写文庫 わたしの部屋みせてあげる」。。
’70年生まれの著者としては渋い選択です。
そこに「服装」という雑誌があったのですがもうこの雑誌は私の思春期ドンピシャだったため
振り返り作業に入ってしまった訳です。。。そのあとネットで検索してみたら結構古書のサイトにヒットしてくるのですがその表紙を見たとたん記事や写真やレイアウトまで中のページが浮かんでくるものです。なんども繰り返し読んだからねぇ。。沢渡朔の写真、秋川リサ、ブレンダ・バッカロ、ショーケンの奥さんだった小泉一十三、コム・デ・ギャルソンのビロードのドレス、、
著書の文章をそのまま紹介します。
<巻頭グラビアでは「だれもいないはずの海で出会った少女はやせっぽちの少年のような女の子。そして、名前はいとこと同じグレース。潮風の中で一日中、自転車を走らせているグレースは海が大好き。気のあった二人は子の碧くて美しい海を私たちの特別室と名付けました」と秋川リサが海辺で外国人モデルと戯れています。いいな...、こういう、女の子のゆめゆめテイストを今なお踏襲てるのって、やっぱり「オリーブ」なんでしょうか。>
とてもおもしろい時代に多感な時期を迎えてたのにのめり込みかたが足らなかったなぁ〜
となんだか残念。コミュニティなぞ覗くとリアルタイムに経験していない若い子たちが当時の文化に詳しいこと!!
(トップの写真はお気に入りだった服を処分する時取っておいた織りネームをボーイスカウトのバッグに貼付けたものです。こんなところにも振り返り作業をしているワタシ)
服装は婦人生活者から出ていて私が読んでいた頃は’70年代ですがananが創刊されたのが’70年。ananを愛読するにはまだ子供すぎたのではないかなぁ。ananにも「服装」にも金子ユリ出てたと思います。ピンクハウス着て。友達の間では「装苑」派と「服装」派に分かれてたんですよ。(といっても服装派はクラスで私だけか...)
「服装」ではタラさんが前に触れてた
「表参道のヤッコさん」の著者スタイリストの高橋靖子さんがエッセイをかかれてましたよ。破顔一笑といった笑顔が印象的で。青山ブックセンターで「表参道〜」を見つけてちらっと立ち読みした時、若い頃とおんなじ笑顔の写真が写っていました。デビッドボウイのスタイリングもしたすごい才能のお人だそうですね。こちらもかなりおもしろそうなんでぜひ読みたいな。(表参道の当時のイラストマップ付きだそう)